患者さんは、79歳の男性。
まず術前のCTです。左は身体の正面から、右は左前方45度から見た図です。血管から飛び出しているのが動脈瘤です。
この画像を基にして作製したカスタムメイドステントグラフトが
上の写真のステントグラフトには、この患者さんの血管に合わせて頭に行く枝の部分にだけ穴を開けています。
そして、最後に手術中の血管造影
左の画像に写っている動脈瘤が、ステントグラフトが入っている中央と右の画像では写らなくなっているのがわかると思います。
左と中央は左前45度の画像、右は身体の正面からの画像です。
頭に行く枝の血管はステントグラフトの穴からしっかりと流れています。
この手術は、約2時間で終了しました。
身体への傷は足の付け根に約5cmで済みました。
明日から、普通に食事もできる予定です。